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父を見送ってきました

本当に我が家のお騒がせ・・・
家族を振り回す父でした。
最期まで・・・驚かせてくれました。

朝、足の骨折で病院に運ばれたと連絡がありました。
救急車に乗るときは足首を痛めたと本人が話せる状態だったそうです。

段々話せなくなり・・・病院では骨盤骨折もわかりました。
大動脈を痛め、出血多量で意識がなくなったのかな。
治療を続けても回復しない。
寝たきりになるの?リハビリが大変だ何て思っていました。

でも、静かに息を引き取ったそうです。会えませんでした。
骨折したときに腸や膀胱なども出血していたみたいで、最期に見たときは
内臓が圧迫と血液で壊死していたそうです。腎臓も機能していなかった。

怪我の運が悪かった・・・。
書いていて手が震えます。
何度か書こうと思いつつ・・・今、何とかココまで書けました。

私の鬱は父からのPTSDだと診断されていました。
会いたくない。電話で話すのもうっとおしい。そんな日々もありました。

でも、こんな急に最悪な出来事が起きてしまいました。

夫は両親ともなくしています。その気持は両親が元気なお前にはわからないと言っていましたが本当にそうですね。

カズが頑張りました。
知らせを聞き、ショックが大きく・・・身内の死は初めてで、亡くなった人を見るのも初めてです。
しっかり顔を見て、一晩一緒の部屋で寝てきました。
冷たいおじいちゃんをさわり泣いていました。
火葬場に入るときは崩れそうでした。
でも、しっかり骨を拾ってきました。
10才なので避けずに経験して欲しかったのですが、精神的な影響も心配しました。
おじいちゃんとは週末に遊ぶ約束もしていました。
自宅に戻ってからは、夫の両親のお仏壇に何度も何本もお線香をあげています。
落ち着くのかな?と思ってしたいようにさせていましたが^^;火を付けたままその場を離れるのでキチンと教えていなかったことも反省です。


父を病院に運んでくださった方から話を聞きました。
足を折っちゃったけど後は大丈夫って言ったそうです。
あらあら、かっこわるいなー・・・そう思っただけなのでしょうか。
自分が死んでしまうことを知らずに逝ってしまいました。

余命を宣告されたり、リハビリがきつかったり、介護される方もキツイと聞きます。
でも、話しておきたいことは伝えられますよね。

厳しい治療やリハビリを頑張って苦しむ方も多いですね。
でも、自分が死んでいくことを知らずに逝ってしまうのも悲しいと思いました。
言い残したことや、やり残したこと、沢山あるんじゃないかな。
友達が来てくれましたが、「昨日、電話で忘年会はどうする?」と話したところなのに。。。とか
「私のお店に買い物に来てくれたのよ」とか。。。
年賀状も毎年、版画なので・・・「戌年だから、ララを彫るんだ」って写真を早く送ってくれって言われていたのに。。。

お酒を恨み、父と縁を切りたいと思った日もありました。

だから・・・このまま話せなくなるのは辛すぎます。

父には何故か・・・ありがとう・・・しか、言えませんでした。
by koguma-sanpo | 2005-12-09 22:53 | 日記
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